弦楽四重奏曲 第 5番 ハ長調 作品29
弦楽四重奏曲 第 6番 ニ短調 作品35
2006年録音
レーベル:cpo
オスロ弦楽四重奏団に拠るステンハンマルの弦楽四重奏曲第3番~第6番を収めた2枚組SACDのDisk2です。
もご参照ください。
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
楽曲の構成感は第3番、第4番に比べるとしっかりしてきているようにも感じますが、私にとっては交響曲第2番の重みのある深い暗さが印象として強すぎるステンハンマル、少し物足りない印象はやはりあります。
とは言ってもハ長調で爽やかさを感じさせる第5番でさえも、地に緑溢れ、晴れ渡った春の青空を想像するのではなく、湿度は低いものの少し曇った冬の情景を感じるのは、北欧の作曲家の楽曲ならではかも知れません。
演奏にも北欧らしさが感じられ、潔いとも言える凛とした少し冷たい響きには、十二分の艶やかさも備わっていますので、とても美しく感じます。
しかしDisk1同様、弱奏時のデリケートさが技術的に物足りない処もあったりはします。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
2007年録音のDisk1と異なり、かなり高い実在性が感じられます。
楽曲の個性、演奏スタイルからか、温度感と言う意味では高くはないのですが、青白く揺らぐ炎の印象を受ける冷やかな熱気を演奏に感じられる音響です。
残響が美しいのはDisk1同様ですが、音の見通し感は良く、チェロの量感もまずますです。
音場の自然さはSACDならではと言え、奏者の息遣いもかなり生々しく聴こえますが、不快感はありません。
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