cogito ergo sum Kungsbacka Piano Trio


ピアノ三重奏曲 第26番 嬰ヘ短調 Hob.XV.26

ピアノ三重奏曲 第24番 ニ長調 Hob.XV.24

ピアノ三重奏曲 第25番 ト長調 「ジプシー・ロンド」 Hob.XV.25

ピアノ三重奏曲 第31番 変ホ短調 Hob.XV.31


2008年録音

レーベル:Naxos





演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


HMVの解説に拠ると、ハイドンは41曲以上のピアノ三重奏曲を書いているんですね。

このアルバムはクングスバッカ・ピアノ三重奏団による全集の第1弾ですが、今後のリリースがとても楽しみになる演奏だと思います。

穏やかな優しさを感じさせる演奏には、うっすらとした爽やかさもあり、「聴きやすい」だけではないハイドンの楽曲の魅力を教えてくれているようです。

厳しい事を言えば、チェロにはもう少し深みと量感のある響きが欲しいですが、これは好みの問題でしょう。

ベートーヴェンほどの質量、モーツァルトほどの天性は無いのかも知れませんが、その分、人間として良い意味での「大人」を感じさせてくれるハイドン、引き出しの多さを含めて、やはり素晴らしい作曲家ですね。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


しっかりとした定位で音場を形成する録音ですが、多少セパレーションが良すぎる印象もあります。

その分、すっきりとした音の見通し感が得られますが、響きの交わり具合が今一歩にも感じます。

ピアノの響きには適度な粒立ちが感じられ、ヴァイオリンも清澄な響きですが、チェロに量感が足りないのは、演奏スタイルに拠るものかも知れません。

決して悪い録音ではなく、奏者の想いも感じられるような雰囲気をありますが、鮮やかさをもう少し訴求したものであったら、なお素晴らしい録音になったのではないかと思います。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)