cogito ergo sum

室内交響曲(七重奏曲) 作品2
Natalia Danilina (fl), Oleg Tchastikov (cl), Andrei Simonov (fg),

Mikhail Druzhinin (tp), Natalia Malkova (vn),

Julia Molchanova (vc), Lyudmila Khoteeva (cb)


交響曲 第 1番 作品7

Alexander Titov指揮

St. Petersburg State Academic Symphony Orchestra

(サンクト・ペテルブルク交響楽団)


2009年録音

レーベル:Northern Flowers


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ユニークな編成に拠る室内交響曲(七重奏曲)、初めて聴きましたが、とても素晴らしい楽曲だと思います。

敢えて「交響曲」の名を冠しただけの事はある、立派な構成感を感じさせる楽曲は、演奏の素晴らしさもあってとても楽しめると思います。

そしてデモーニッシュな交響曲第1番、ティトフ&サンクト・ペテルブルグ響は、冷静な演奏で、スペクタキュラーな要素満載のこの楽曲を、より「不気味に」感じさせる事に成功していると思います。

ただ、もう少し迸るような熱気を感じさせる演奏の方が、より交響曲第1番の魅力を掘り起こせたようにも思いますが、先進的な作品として成功を収めたと言われるポポフの代表曲をカップリングしたこのアルバム、かなり価値のある仕上がりとなっていると感じます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


漆黒の静寂を背景に、見事なアンサンブルを定かな定位で聴かせてくれる録音です。

室内交響曲も、交響曲第1番も、各楽器のバランスがとても良く感じられ、楽曲の妙を伝えるのに不足のない音響で、音の粒立ちや見通し感も良好です。

交響曲第1番に関しては、もう少し迫力を訴求した録音の方が、より「不気味さ」を与えるのかもしれませんが、迫力に頼らない録音姿勢に好感が持てます。


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