cogito ergo sum Grieg - 弦楽四重奏曲 ト短調 作品27

Kocian Quartet


Svendsen - 弦楽八重奏曲 イ長調 作品3

Kocian Quartet, M. Nostitz Quartet


2010年録音

レーベル:Praga






演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


チェコの弦楽四重奏団に拠る北欧の作曲家の楽曲の演奏です。

余り「北欧」を感じませんが、やはりそんな背景があるからでしょうか、或いはその背景を知って聴いているからでしょうか、いずれにせよ演奏は決して悪くはないと思います。

冒頭から激しさが感じられるグリーグの四重奏曲ですが、コチアン四重奏団の演奏には感情の起伏を感じさせるものがあり、それはこの楽曲の解釈の一つなんだろうとは思います。

対して、スヴェンセンの八重奏曲は、響きの厚みがかなり印象的な演奏、楽曲で、2組の弦楽四重奏団のアンサンブルは見事と言えると思います。

それでも余り印象に残らない結果になるのは、「北欧の凛とした空気感」がないからかも知れません。

弱奏部での繊細さ、或いはすっとした柔らかさがあれば、楽曲ももう少し楽しめるように感じます。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


自然さが好ましいSACDハイブリッド盤です。

響きは比較的芳醇な部類と思われますが、その残響が各楽器の音色をマスクする事もなく、穏やかさがありながらも、そこはかとない温度感も感じられます。

特に八重奏曲での左右への響きの広がりは素晴らしいと思えますが、定位に関しては、はっきりとは掴めないところがあったりします。

僅かに残響が残っているのに、人工的にフェードアウトしている事が感じられるトラックもあったりして残念ですが、微細な範囲ですので楽曲を台無しにするほどではありません。


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