cogito ergo sum Fabio Ciofini指揮

Accademia Hermans (アッカデミア・ヘルマンス)

Coro Canticum Novum di Solomeo

(コーロ・カンティクム・ノウム・ディ・ソロメオ)

Marinella Pennicchi (S), Gloria Banditelli (Ms),

Mirko Guadagnini (T), Sergio Foresti (Bs)


レクイエム ニ短調 K.626

アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618


2010年録音

レーベル:Bottega Discantica


演奏 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)


う~ん、どうなんでしょう、この演奏。

真面目に取り組んでいるとは思うのですが、演奏の拙さを否めず、特にソリスト、中でもソプラノとメゾ・ソプラノは声質も歌唱力も、そしてその表現も今一歩(いや、五十歩位?)です。

演奏に拙さを感じさせながらも、楽曲対する演奏者の深い想いが、「手作りの素晴らしさ」を印象付ける感動的な演奏として届けられる事はあると思います。

しかし、ここでの演奏には、「拙さ=素人臭さ」にしか感じられず、素人にしては随分上手いのだけれど...、と言った印象を持ってしまいます。

オケも弦楽陣は良いのですが、金管群(特にトランペット)とティンパニは乱暴に演奏しているように感じる事も多く、全体として極めてバランスが悪い印象です。

併録の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は、そんなに悪いとは思いませんが、合唱陣のバランスさえ余り良くないと感じ、パートごとの人数をちゃんと揃えられていないのかと疑ったりもします。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


HMVの解説に拠ると、『イタリア、ペルージャ近郊の小さな村ソロメオの聖バルトロメオ教会を神聖な響きで包み込みます』との事ですが、確かに残響成分は多い方で、尚且つその減衰の様は美しいです。

残念なことに、奥行き感が足りないので、その残響が少し分厚いカーテンのように演奏を覆ってしまっているように感じる部分もあります。

ノイズは殆んど感じませんし、歌唱前の一瞬、息を吸い込む雰囲気もちゃんと感じ取れる静寂も立派ですが、定位が不自然に感じる処もあり、音の見通し感も少し悪い部類かも知れません。


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