Vilnius String Quartet
弦楽四重奏曲 ハ短調
主題と変奏 ロ短調
2つのカノン
2つのフーガ
2008年録音
レーベル:Northern Flowers
演奏 


(評価は5つ星が満点です)
Wikiによると、『ミカロユス・チュルリョーニス(Mikalojus Čiurlionis、1875-1911)は、リトアニア人画家・作曲家。短い生涯の間に、約300点の絵画と約200点の楽曲を遺した。』との事ですが、私は初めて聴く作曲家です。
絵画にも全く詳しくはないのですが、このアルバムのジャケットも「Paradise」と題されたされたチュルリョーニスの作品です。
楽曲的には熱情感のあるロマン派の様相に、そこはかとないロシア風味が感じられます。
思い切りの良さと躍動感に満ちたヴィリニュス弦楽四重奏団の演奏も、お国物ならではの熱の入った力演だと思いますが、ちょっと力が入りすぎのようにも感じます。
ヴィリニュス弦楽四重奏団は1965年にデヴューしたリトアニアの弦楽四重奏団だそうです。
軽くネットで調べてみた処、このアルバムと全く同じ楽曲を1990年に録音、1993年にリリースしているようですが、第1ヴァイオリンのAudronė Vainiūnaitėだけがオリジナルメンバーで、第2ヴァイオリンのArtūras Šilalėは1999年、ヴィオラのGirdutis Jakaitisは1996年、チェロのAugustinas Vasiliauskasは1970年加入のようです。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
とても音圧が高く、結果実在感や温度感もすこぶる感じられる録音です。
響きの波動がチェロだけではなく、ヴァイオリンからさえもびしびしと伝わってくる迫力は、弦楽四重奏曲では珍しいくらいの臨場感と言えると思います。
定位も明確で、楽器の質感も確かなものが感じられますが、少し厚ぼったい響きで、明瞭過ぎる定位がスピーカーの存在を誇張している面も否めません。
全てではありませんが、トラックの繋ぎ目に、人工的な無音と場の静寂との入れ替わりが明確に感じられる点も少し残念だったりしますが、全体的な仕上がりとして良質な録音だと思います。
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