cogito ergo sum Roy Goodman指揮

The Hanover Band(ハノーヴァー・バンド)

交響曲 第 1番 ニ長調 D82

1988年録音

交響曲 第 2番 変ロ長調 D.125

1990年録音

レーベル:Brilliant


ブリリアントからリリースされたシューベルトの交響曲全集です。

第1番~第4番はグッドマン&ハノーヴァー・バンド、第5番~第9番はヴェーグ&ザルツブルク・モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカによる演奏となる4枚組ボックスセットです。


演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


いたずらに所有枚数のみ増えてしまう結果となるボックスセットの購入は控えていたのですが、シューベルトの第1交響曲は聴いた事もなかったので、つい買ってしまいました。

グッドマン&ハノーヴァー・バンドの演奏は、モーツァルトのレクイエム(ランドン版)の演奏が素晴らしかったので期待して購入したのですが、ちょっと演奏には拙さを感じます。

録音に問題が多いように感じますし、演奏が乱暴だとは決して感じません。

しかし、特に第1番では縦糸が揃っていない場面も散見されたり、丁寧に演奏しようとしている事は感じ取れますが、結果は付いてきていないかも知れません。

楽曲的には、後の「グレート」に繋がる要素も垣間見えますが、16歳で作曲された第1番、17~18歳に作曲された第2番とも基本的にはがっつり古典派です。

既にベートーヴェンは「田園交響曲」を書き終えている時代ですから、もう少しロマン派的な側面があってもおかしくはないのですが、シューベルト風の古典派音楽も爽やかさがとても親しめる楽曲だと思います。


録音 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)


酷評できるほど悪い録音ではないかもしれませんが、決して好録音とは言えません。

豊かな残響に楽器の音色が呑み込まれている印象で、音の輪郭がはっきりしないだけではなく、木管群などは響きそのものがかなり奥まって聴こえてしまい、不明瞭とさえ言えます。

音場の広がりも今一歩で、音の鮮やかさ、切れはかなり悪く、狭い音場感がより一層音の見通し感を悪くしているようにも感じます。


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