cogito ergo sum Mario Venzago指揮

Sinfonieorchester Basel

(バーゼル交響楽団)


1881/83年稿(ノヴァーク版)


ヴェンツァーゴ&バーゼル響が、CPOレーベルで開始したブルックナー交響曲全集の第1弾で、4番と7番の2枚組となっています。

Disk1 交響曲 第 4番 変ホ長調 「ロマンティック」

もご参照ください。




演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


丁寧さを感じる演奏ですが、ブルックナーとしては少し濃いめに感じられたりもします。

かなり抒情的なアプローチで、冒頭はゆったりとしたテンポ設定で、鼻に付かない範囲で「謳う」演奏なのですが、最終楽章は早目の基本テンポながら、アゴーギクをかなり多用し、ブラームスかと思わせるような濃密ささえ感じさせる部分があり、これはちょっとやり過ぎかと個人的には思います。

しかし、メジャーな4番、7番の組み合わせを卒のない丁寧な演奏で仕上げていますので、全集のスタートとしては悪くないのかも知れません。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ノイズ成分を全く感じさせないのですが、そこはかとない雑味を背景の静寂に感じたりしますが、CDフォーマットですので、それは自然な事かも知れません。

左右への広がりは十分で、高さもある程度は感じられますが、音場は若干平面的です。

定位も明瞭で、残響も美しく減衰してゆきますが、凛とした音の見通しの良さとかは感じられません。

決して悪い録音ではないと思いますが、鮮やかさも控えめかと思います。


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