Alina Ibragimova (vn), Cédric Tiberghien (p)
Lekeu - ヴァイオリン・ソナタ ト長調
Ravel - ヴァイオリン・ソナタ 第 1番 イ長調
Ravel - ヴァイオリン・ソナタ 第 2番 ト長調
Ravel - 演奏会用狂詩曲 「ツィガーヌ」
Ravel - ガブリエル・フォーレの名による子守歌
2010年録音
レーベル:Hyperion
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
Wigmore Hall Liveでベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集を進行中のイブラギモヴァとティベルギアンがHyperionからニュー・リリースしたアルバムは、意外にもフランスものでした。
24歳で他界したベルギーの天才ギョーム・ルクーのヴァイオリン・ソナタ、そしてラヴェルの第1ヴァイオリン・ソナタは、かなりフランスの薫り満載で、正にアンニュイな日曜の雨の午後に聴くにはうってつけ!(笑)
なのですが、いつもは妖精の様なイブラギモヴァのヴァイオリンの響きと、それに合わせたティベルギアンの絶妙な伴奏とが、とても素晴らしい世界を聴かせてくれるのですが、ここでは少し彼ららしさが出し切れていないようにも感じられます。
上手く書き表せないのですが、ティベルギアンは少し肩に力が入り過ぎているような場面もあったり、イブラギモヴァは妖艶さを出そうとするがために、楽曲を楽しもうとする姿が薄く感じられたりします。
録音 

(評価は5つ星が満点です)
ピアノの響きが少し平面的で、奥行き感も余り感じられないがために、強奏時には音場の手狭さを感じさせる結果となっているように思います。
定位も中央に集まり気味にも感じますし、切れや鮮やかさも低く、温度感さえ十分とは言えません。
とは言え、Hyperionならもっと素晴らしい録音であるべきだ!などと言う勝手な期待と希望があるので、ちょっとした酷評となってしまいますが、冷静に考えればCDフォーマットとしては、特筆して聴き劣りするような録音でもない事は確かだと思います。
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