cogito ergo sum Teodor Currentzis指揮

Simone Kermes (S), Stéphanie Houtzeel (A),

Markus Brutscher (T), Arnaud Richard (B)

MusicAeterna(アンサンブル・ムジカエテルナ)

The New Siberian Singers(ニュー・シベリアン・シンガーズ)


2010年録音

レーベル:Alpha





演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ユニークです、かなりユニークな演奏だと思います。

オペラ仕立てのレクイエムを観ているような、特異な印象を受けますが、完成度そのものは物凄く高いです。

18世紀の田舎で繰り広げられる喜歌劇の雰囲気があり、ソリストたちも演技しながら表情豊かに歌っているように思えますし、バックの合唱陣ですら、衣装を身につけて歌っているような気さえします。

小規模なオケに合唱団だと思われますが、かなり脚色されたデュナーミクが印象的です。

インパクトのあるアプローチだと思いますし、それを高い完成度で実現もしていますが、レクイエムですからね、ちょっと私は賛同しかねる演奏です...。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


録音の素晴らしさが、正に「見えるかのような」演奏を楽しませてくれます。

残響は豊かな方だと思いますが、とても上質な艶と実在感を響きに与えています。

ティンパニやコントラバスの響きも、タイトでありながら豊かに再現されていて、明瞭な定位や素晴らしい見通しの良さは特筆できると思います。

楽しげなオペラ風のレクイエムを鮮やかに聴かせてくれる、音響的な楽しみも味わえる録音だと思います。


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