cogito ergo sum Richard Tohnetti 指揮&vn

Australian Chamber Orchestra (オーストラリア室内管弦楽団)


ヴァイオリン協奏曲 第 1番 変ロ長調 K.207

ヴァイオリンと管弦楽の為のロンド ハ長調 K.371(K.373)

ヴァイオリン協奏曲 第 4番 ニ長調 K.218

ヴァイオリンと管弦楽の為のアダージョ ホ長調 K.261

ヴァイオリン協奏曲 第 2番 ニ長調 K.211


2010年録音

レーベル:BIS



演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


HMVの解説に拠れば、「トニェッティはガット弦と古楽器系管楽器を採用し、ピッチも幾分下げることでピリオド的解釈を志向しています。」との事です。

そうなのかもしれませんが、とても快活で活気溢れる演奏は、古楽器からイメージする「鄙びた」印象ではなく、切れと鮮やかさが感じられる仕上がりになっていると思います。

クラシックと言うとヨーロッパと言うイメージが先行しますが、オーストラリアのオーケストラも、十分な実力とアンサンブルを聴かせてくれる好例とも言えますが、奥深さは今一歩かもしれません。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACDハイブリッド盤らしい見通しの良さと左右、上方向への伸びやかさを堪能できる録音です。

殊更残響が長いとは感じませんが、ホールトーンはとても美しい艶やかさをトニェッティのヴァイオリンにも、そしてオケの弦楽群にも与えています。

しかしながら、何故か第1番、第4番の協奏曲の最終楽章のみ、残響が完全に消え入る前にトラックが切られていると思われ、かなり微小な音量範囲とは言え尻切れトンボ的な終わりに感じ、気になったりします。


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