cogito ergo sum Sally Pinkas (p), Fenwick Smith (fl)

2つのスケッチ

ノクテュルヌとアレグロ・スケルツァンド

シシリエンヌ

ロマンス (1905)

編曲集 (12曲)

ロマンス (1908)

幻想曲

水の上で

バラード

子守歌

2003年~2004年録音

レーベル:Naxos


演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


こんなにも優しく柔らかな演奏、音楽があるんだと言う、驚き、そして喜びが感じられるアルバムです。

フルートとピアノだけに拠る演奏ですが、最初の楽曲から溢れだす柔和な雰囲気には安らぎが満ちています。

ゴベールによる編曲集は、有名な楽曲(と言っても私は聴いた事がない曲もあります)をゴベールが選んで編曲した12の楽曲からなっています。

詳細はHMVのサイトをご確認いただければと思いますが、とても楽しめる楽曲が並んでします。

「ありがち」な編曲集かも知れませんが、心のこもった演奏が、そんな「ありがち」を素晴らしい楽曲として聴かせてくれていると思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


音場は少し中央に集まり気味かもしれませんが、奏者の優しい想いが伝わってくる録音です。

フルートの響きには、金属で出来ていても木管楽器なのだという事を強く感じさせる木質系の深みを感じます。

絶妙のバランスで伴奏をしているピンカスのピアノにも、明瞭な音の粒立ちがありながらも、優しいタッチが見えるかのような柔らかさが感じられます。

演奏、楽曲に見合った穏やかさが支配的ですが、音響的にも楽器の質感を十分伝えてくれる優秀な録音ではないかと思います。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)