cogito ergo sum Rémy Cardinale (pf), Hélène Schmitt (vn)


Mozart - ヴァイオリン・ソナタ 第36番 変ホ長調 K380(374f)

Mozart - ヴァイオリン・ソナタ 第40番 変ロ長調 K454

Beethoven - ヴァイオリン・ソナタ 第 1番 ニ長調 作品12-1


2010年録音

レーベル:Alpha




演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)

まだまだクラシック音楽が分かっていないのか、私はピアノ・フォルテの響きが余り好きではありません。

このCDを購入する際に、HMVのサイトにはピアノ・フォルテだと示す情報が何もなかったので、買ってから初めてピアノ・フォルテだと知ったのですが、ここでの演奏、楽曲にはとても合っているように感じます。

全曲とも少し早目のテンポ設定だと思うのですが、愛らしいとさえ言えるピアノ・フォルテと、思い切りの良いピリオド・ヴァイオリンの響きは、爽やかで快活な疾走感があり、とても楽しく聴けるヴァイオリン・ソナタです。

ピアノのレミ・カルディナルの鼻歌が時折耳に付き、ちょっと鬱陶しいのですが...(笑)


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


スタジオではなく、スイス、ラショードフォン(la chaux-de-fonds)にある1200名収容のコンサート・ホールで収録されているらしく、そのホール・トーンも美しく感じられる録音です。

愛らしくも煌びやかなピアノ・フォルテの響きには、明瞭な音の輪郭と粒立ちが感じられ、ヴァイオリンにもその木目が見えるかのような実在感、質感があります。

音場は中央に構築されますが、響きは適度広くに左右に伝播する印象で、かなり前の席で聴く室内楽の雰囲気が満喫できる録音だと思います。

全てのトラックではないのですが、響きが完全に消え入る前に人工的にフェード・アウトしている楽章もあり、その面だけが残念ですが、かなり微小な範囲ですので大きな問題ではありません。


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