2011年7月8日(金)
開場18:00 開演19:00
ザ・シンフォニーホール
指揮:飯守泰次郎
池辺 晋一郎 - 悲しみの森
ヴァイオリン協奏曲 第 1番 ト短調 作品26
松田 理奈 (vn)
Bruckner - 交響曲 第 1番 ハ短調(リンツ稿)
関西フィルの演奏は余り聴いたことがなく、今回で3度目です。
勿論ブルックナーのチクルス開始との事で聴きに行ったのですが、飯守さんと関西フィルはこれから10年掛けてチクルスを行うそうです。
10年って事は、最低でも0番までは取り上げるって事でしょうね。
まずは全く聴いたこともない現代音楽、『悲しみの森』ですが、演奏には安心して聴ける安定感を感じました、が、やはり余りぴんとくるような楽曲ではないかも...。
松田理奈さんをソリストに迎えてのヴァイオリン・コンチェルトは、彼女の「男前」な演奏が印象的でした。
力強く挑戦的な演奏スタイルは、不安のない技術の裏づけもあってか、自信に溢れていたようにも思います。
弱奏時の繊細さやその表現には、まだ物足らないものもありますが、若さが眩しかったです。(笑)
彼女はかなり人気があるのでしょうか、終演後に「りなちゃ~ん」と、およそクラシックのコンサートでは聴いたことのない声援が送られていたようにも...。
そしてメインのブルックナーは、関西フィルの実力が何となく推測できるような演奏だったと思います。
どの楽章もかなり早めのテンポ設定で、それ自体は良いのですが、技術的な心許なさ、早いテンポでのアンサンブルの構成に問題が残る演奏だったように感じます。
ただ、ブルックナーの初期の交響曲にしか聴くことのできない躍動感、生命力のようなものは十分伝えてくれる演奏で、やや荒っぽくはあったものの、十分楽しめる演奏でした。
関西フィルだからなのか、松田里奈さんがソリストだったからなのかは分かりませんが、私が過去に足を運んだコンサートなどとは、客層がちょっと違うように感じられたコンサートで、はっきり言ってマナーは良いほうだとは思えませんでした。(酷すぎるとまでは言えませんが...)
演奏直後の「ブラボー」は当たり前のようで、演奏中の落ち着きのなさも高かったと思います。
私の席の2つ右という、極めて近い距離に、いわゆる「フラブラおっさん」(実際には老人でしたが)がいましたが、フィナーレが近づいてくると落ち着きがなくなり、まさに間髪入れずに「ブラボー」を叫ぶ準備をしているご様子。
残響が残る中、迷惑な「ブラボー」を叫んだ後には、殆ど拍手もしてないなかった事からも、本当に感動しての「ブラボー」ではなく、まさに「ブラボー」を叫ぶために来ているんだと思いました...、迷惑ですね...。