cogito ergo sum Leif Ove Andsnes (p), Christian Tetzlaff (vn)

Tanja Tetzlaff (vc)


ピアノ三重奏曲 第 1番 ニ短調 作品63

ピアノ三重奏曲 第 2番 ヘ長調 作品80

カノン形式の6つの小品 作品.56

(ピアノ三重奏用編曲:キルヒナー)

2009年録音

レーベル:EMI


アンスネスとテツラフ兄妹によるシューマンのピアノ三重奏曲全集のDisk1です。(全集は2枚組です)


演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


取り立ててテツラフ兄が主張をしているようには感じませんが、アンスネスのピアノが控えめで、それに輪をかけてテツラフ妹のチェロの存在感が薄いので、結果的にはピアノ三重奏曲としてはちょっとバランスが悪いかも知れません。

弱奏時にはとても美しく感じるアンサンブルも、強奏時には響きにバランスが取れていないようにも感じますが、息が合っていないとかではないように思います。

カノン形式の6つの小品は、元々はペダル・ピアノのための練習曲ですが、オリジナルを聴いた事はありません。

とても素敵なピアノ三重奏曲に仕上げられている楽曲で、チェロの存在感が少し出てきた演奏です。

それでもやはり全体にテツラフ兄のヴァイオリンの響きの美しさのみが印象に残る演奏です。


☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


かなり定位ははっきりしていて、ヴァイオリンは左、ピアノは中央、チェロは右のスピーカーから聴こえてくる印象で、上方向への伸びやかさも今一つかも知れません。

強奏時には響きの描き分けが上手く出来ていない、整理されていない印象もあったりします。

弱奏時の優しさを湛えた音色は特筆出来ますが、鮮やかな響きが欠乏している、少しインパクトの薄い録音に感じられます。


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