cogito ergo sum Victor Popov指揮

Sveshnikov Moscow Choral School Boys Chorus

(A.スヴェシニコフ記念モスクワ国立合唱学校少年合唱団)

管弦楽団不詳


1988年録音

レーベル:Venezia







演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


少年ソリスト&少年合唱を起用し、女声を一切排したモツレクです。

完成度は決して高いとは言えず、特にアルトに関してはソリストも合唱も少しイマイチ感があります。

オーケストラの演奏は極めて素晴らしいと思うのですが、かなり控えめな伴奏に徹している印象で、合唱、ソリストへのフォーカスが高い上に、その合唱、ソリストにも拙さを否めません。

にも拘わらず終始鳥肌の立つような素晴らしさを感じるのは何故でしょうか...。

楽曲そのものが持つ崇高で神聖な力?

或いは拙いながらも敬虔で真摯、真剣な演奏の奥底に感じられる「人の営みの素晴らしさ」なのでしょうか。

その響きに天上的な美しさが感じられる演奏だと思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


豊かな残響が殊更美しい録音です。

トラックによってはその残響が完全に消え入る前に切れているのは残念ですが、かなり微細なレベルでのカットですので一聴して違和感があるほどではありません。

定位は良好ですが、少しスピーカーの存在を意識させるセパレーションで、特にボーイ・アルトの合唱が右のスピーカーからしか聴こえてこないように感じる部分もあったりはします。

しかし場の雰囲気を、歌唱の生命力を感じさせる訴求力もあり、聴いていて豊かさを感じられる録音です。


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