cogito ergo sum Alina Ibragimova (vn), Cédric Tiberghien (p)


ヴァイオリン・ソナタ 第 6番 イ長調 作品30-1

ヴァイオリン・ソナタ 第 3番 変ホ長調 作品12-3

ヴァイオリン・ソナタ 第 9番 イ長調 「クロイツェル」 作品47


2010年録音(ライヴ)

レーベル:Wigmore Hall Live






演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


イブラギモヴァとティベルギアンの演奏は本当に素晴らしいです。

若さだけが持ちえる溌剌とした初々しい演奏には、寄り添うように、戯れるように、そして時に語り合うような二人の姿が見えます。

息が合っているとか言うレベルを遥かに超えた心の繋がりさえ感じさせる二人、仮に実生活でも恋人同士だとしても、とても微笑ましいカップルなんだろうなぁと思ったりします。

クロイツェルの第1楽章では、ほとばしる様な熱気と挑戦者の眼差しを想わせる演奏ぶりですが、ここにも若さの持つ他意のない迫真さ、真剣さを感じる事が出来ます。

ライヴの一発録りだと思われますが、その完成度も凄く高いと思います。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


既に発売されている2枚もそうでしたが、聴衆の素晴らしいマナーを感じられる録音には、ノイズ成分が全くと言って良いほどありません。

確かな場の雰囲気を感じさせながらも、その静寂さはスタジオ録音と遜色がなく、イブラギモヴァとティルベキアンのそれぞれの音の響きは明瞭で明確でありながら、有機的な響きの交わりを感じます。

6番と3番との間、3番と9番との間の拍手が、フェードアウトしているように感じませんので、通しでのライヴ録音かと思ったりもしますが、全体を通じてブレのない素晴らしい録音です。


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