cogito ergo sum Matthias Kirschnereit (p), Szymanowski Quartet


Weinberg - ピアノ五重奏曲 作品18

Shostakovich - ピアノ五重奏曲 ト短調 作品57


2008年録音

レーベル:hänssler CLASSIC







演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ワインベルクとショスタコーヴィチ、親交の深かった同時代のソ連の作曲家のピアノ五重奏曲のカップリングですが、やはりワインベルクの音楽にはショスタコーヴィチの影響が見え隠れしていますね。

印象的にはワインベルクのピアノ五重奏曲は僅かに前衛的で、そして何やら断片的な響きの連なりで楽曲を描いている様に感じますが、先鋭的だったりする部分は殆んどありません。

対してショスタコーヴィチの場合は流れと展開を感じさせる楽曲で、ワインベルクの後に聴くと随分聴きやすいかも知れませんが、それでも両曲ともキャッチーな部分がないので、直ぐに馴染めるような楽曲ではないように私は思います。

演奏はとても丁寧なアンサンブルで織り成されています。

よい意味で肩の力が抜けた柔らかな雰囲気も感じられますが、必要とされる場面では張り詰めないまでも適度な緊張感もあります。

少しピアノの主張が高いようにも感じますが、楽曲的にもその傾向があるのかも知れません。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


本当に自然な実在感に溢れていて、音場の展開が弱奏時には少し中央に集まり、強奏時には左右に大きく展開する印象を受けますが、これもXDS1ならではの再生かも知れません。

人肌の温度感も感じられ、ピアノの鍵盤の感触すら感じられるほどのリアリティもありますが、音響的な派手さは少ない位です。

チェロの朗々とした響きをもう少し感じたいと思う場面もありますが、落ち着きと優しさのある録音だと思います。

空間再現も殊のほか自然に感じるのですが、これもCDフォーマットをSACDクオリティで聴かせるXDS1の力だと思います。


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