cogito ergo sum Josef Feigelson (vc)


無伴奏チェロ・ソナタ 第 2番 作品86

無伴奏チェロ・ソナタ 第 3番 作品106

無伴奏チェロ・ソナタ 第 4番 作品140

無伴奏チェロ・ソナタ 第 4番 作品140 Original Andante


1997年録音

レーベル:Naxos





演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


フェイゲルソンのチェロは本当に素晴らしいです。

第1集での演奏でも感嘆しましたが、十分朗々とした響きは、とても正確な音程で紡がれ、不必要な音を一切出さない清らかさも感じられ、並のチェリストではない事を強く印象付けます。

ワインベルクの無伴奏チェロ・ソナタも、第2番以降になると、技巧を凝らしたチェロの響きを楽しませる、熟成された構成で書かれているとの印象を受けます。

録音当時、これがワインベルクの無伴奏チェロ・ソナタの世界初録音だったそうですが、ちょっと調べた範囲では、今でも全集を録音しているチェリストは他にはいないようです。

それ以上に残念なのは、フェイゲルソンにはこれ以外の録音がない事です。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


若干音場が右に偏っているようにも感じますが、響きは明瞭に捉えられており、その低音の朗々たる響きも、中高域の繊細さも、余すことなく伝えてくれる好録音だと思います。

木質系の響きは、同じく木質系の静寂を背景に、pでは中央に集まり、ffでは左右に広がる自然さがあります。

長い残響も美しく、切れや立ち上がりの鮮やかさは余りありませんが、無伴奏のチェロを十分楽しめます。


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