2011年5月18日(水)
開場18:00 開演19:00
ザ・シンフォニーホール
指揮:Mark Gorenstein
Glaznov - バレエ音楽「ライモンダ」 作品57より3つの小品
Shostakovich - チェロ協奏曲 第 1番 変ホ長調 作品107
Alexander Buzlov (vc)
Rachmaninov - 交響曲 第 2番 ホ短調 作品27
コンサートからはすっかり足が遠のいてしまったのですが、ショスタコーヴィチのチェロ協奏曲を生で聴けるという魅力から、ロシア国立交響楽団のコンサートに行ってきました。
同オケは西本智美さん指揮のコンサートが翌日にも大阪であり、私が行ったプログラムも余り一般受けするものとは思えなかったので、日頃余りクラシックのコンサートに訪れない方は殆どいないだろうと予想していたのですが、何故かクラシックコンサート初体験的な中高年の女性のお客さんも多かったです。
それでもやはり盛況とはとても言えない人数でしたけどね。
さて、演奏はさすがロシアの国立オケ、各奏者の技量は一定レベル以上で、ある意味安心して聴いていられるものでした。
特に最初のグラズノフは切れもある鮮やかな演奏で、弦楽群の響きの美しさも特筆できたと思います。
そして私にとってのメインのチェロ協奏曲ですが、ソリストのアレクサンドル・ブズロフは当初予定されていたアレクサンドル・クニャーゼフの代役との事でしたが、プログラム(2000円もしたんです!)は、ちゃんとブズロフになってましたね。
中々堂々として技術的にも不足はなさそうでしたが、やはり急遽の代役だからか、少しいっぱいいっぱい的な処も垣間見れましたし、オケとの調和、協奏と言う意味でも今一歩だったかもしれません。
全体的に早めのテンポ設定だった事もそう感じさせたのかも知れませんね。
プログラムのメインとなるラフマニノフの第2交響曲は、個人的にはもっと甘美で耽美的でもいいんじゃないかと思いましたが、良い言い方をすればとても抑制の効いた演奏だったように感じました。
実はショスタコーヴィチでもそうだったのですが、全体的に『抑制』を感じさせる演奏には、ドラマティックな様相が低く、さすがにフィナーレでは盛り上がるのですが、物足りなさを否めません。
メリハリに欠けていると言った印象も拭えなかったです...。
そんな抑制のきいた演奏でしたが、ヴァイオリンに関してはかなりダイナミックでメリハリが効いた演奏ぶりで、なぜ他の弦楽群や管楽群、打楽器群が控えめなのか分からないのですが...。
とはいえ、ヴァイオリンだけが浮いているように感じる事も殆どなく、バランスとしては大きな問題も感じないと言う、ちょっと不思議な演奏でした。
アンコールには、ラフマニノフのヴォカリーズを演奏してくれましたが、演奏の前にゴーレンシュタインさんが「震災で被災された方々(亡くなられた方々?)に捧げます」みたいな事を仰っていました。
(ちょっと不明瞭な日本語だったんで正確じゃないかもしれませんが、そんな意味だったと思います)
