cogito ergo sum Václav Luks指揮

Collegium 1704 & Collegium Vocale 1704


2010年録音

レーベル:Accent


ルクスとコレギウム1704による、ゼレンカがアウグスト1世(ザクセン選帝侯)の葬儀のために作曲した作品を集めた2枚組CDのDisk1です。(Disk2はレクイエムです)




演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


恥ずかしながらゼレンカの楽曲は初めて聴きます。

ボヘミアのハッバと賞され、バッハ自身も高く評価していたと言われるゼレンカ(1679-1745)ですが、バロックと言うよりルネッサンス期の音楽の様相が高く感じられます。

バッハを良い意味で質素にしたようなその作風には、程良い敬虔さ崇高さを内包しながら、人の肌の温もりの様な安心できる親しみやすさも感じさせる処がとても良いです。

演奏も肩の力が抜けた、宗教音楽でありながらも近寄りがたさを一切感じさせない質素さ、素朴さがとても美しいです。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


とても広い音場形成に波紋のように広がる残響が美しく、漆黒の静寂を背景に感じさせる優秀録音です。

定位も自然でありながら明確で、音の輪郭も長い残響に呑み込まれることなく明瞭です。

少人数の合唱、オケのようですが、その質素とも言える美しさを十分に伝えてくれる見通しの良さは、程良い奥行き感とともに上質なものです。


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