Alexander Briger指揮
Philharmonia Orchestra
(フィルハーモニア管弦楽団)
Walton - チェロ協奏曲
Shostakovich - チェロ協奏曲 第 1番 変ホ長調 作品107
Walton - チェロ協奏曲第3楽章 (1956年原典版)
2009年録音
レーベル:Signum
演奏 

(評価は5つ星が満点です)
ショスタコーヴィチの協奏曲を目当てに購入したのですが、結果的にはウォルトンの協奏曲の方が出来が良く、演奏にも熱が入っているように思います。
初めて聴くウォルトンのチェロ協奏曲は、ほんのり現代音楽の様相を持ちながらも、十分ロマンティックな雰囲気があり、少しミステリアスでもある楽曲です。
チェロのウォルトン(ややこしい...)の響きも朗々堂々としたもので、同姓の作曲家の1975年改訂版を世界初録音するという意気込みも十分感じられる演奏です。
それに比べるとショスタコーヴィチの協奏曲に関しては、少し練習不足と言うか、響きの厚みが足りない印象を受けてしまいます。
オケのサポートはウォルトン、ショスタコーヴィチ両曲とも十分なものだと思いますが...。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
中央やや左に現れるチェロの響きには、十分なフォーカス感と実在感が感じられます。
艶やかな静寂を背景に、オケの響きにも明瞭な音の輪郭が感じられ、鮮やかさも十分だと思います。
音場には見通しの良いすっきりした透明感もあり、木管、金管群にも切れのある音の立ち上がり、そして潤い感がたっぷりで、かなりの優秀録音だと感じられます。
奥行き感もそこそこですし、上方向への伸びやかさをもう少し欲張りたいのですが、CDフォーマットとしては十分な優秀録音ではないかと思います。
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