cogito ergo sum Tetzlaff Quartett


Sibelius - 弦楽四重奏曲 ニ短調 作品56 「親愛なる声」

Schoenberg - 弦楽四重奏曲 第 1番 ニ短調 作品7


2009年録音

レーベル:Avi






演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


クリスティアン(vn)、ターニャ(vc)のテツラフ兄妹を中心として1994年に結成されたテツラフ四重奏団は、年齢、キャリア的には中堅クラスになるのかもしれませんが、若さを感じさせる演奏で好感が持てます。

クリスティアンは有名どころの指揮者、オケとの共演も多いみたいですし、その実力も確かだと感じますが、弦楽四重奏団の中にあって、クリスティアンだけが突出する事はなく、全員の技量的なバランスも揃っているように感じられる辺り、アンサンブルも見事と言って良いのだと思います。

特にシェーンベルクの楽曲は熱演と言って良い感触で、私は初めて聴いたのですが、とても複雑で技巧も凝らされた四重奏曲を興味深く聴かせてくれます。

ただ、弱音時のニュアンスなどはまだ磨き様が足りない気もしますし、シベリウスでの演奏ではあっさり気味の演奏と感じたりします。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


自然な定位と確かな静けさが好ましい録音だと思います。

温度感も十分感じられ、適度な切れの良さは音の見通しを広げる要因となってもいます。

再現される音場にも高さがあり、チェロやヴィオラの響きの質感も上々だと思います。


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