cogito ergo sum Stanislaw Skrowaczewski指揮

Saarbrücken Radio Symphony Orchestra

(ザールブリュッケン放送交響楽団)

交響曲 第 0番 ニ短調

弦楽五重奏曲~弦楽合奏版によるアダージョ楽章

(スクロヴァチェフスキ編曲)

1999年録音
レーベル:Oehms

スクロヴァチェフスキ&ザールブリュッケン放送響との00番、0番を含むブルックナー交響曲全集12枚組ボックスセットのDisk2です。

録音年順に聴いて行っています。


Disk9 交響曲 第 7番 ホ長調

Disk10~11 交響曲 第 8番 ハ短調

Disk3 交響曲 第 1番 ハ短調

Disk5 交響曲 第 3番 ニ短調 「ワーグナー」

Disk7 交響曲 第 5番 変ロ長調

Disk8 交響曲 第 6番 イ長調

Disk6 交響曲 第 4番 変ホ長調 「ロマンティック」 もご参照下さい。


演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


0番はかなり聴き応えのある演奏ですが、少し冗長さを感じさせる部分もある事は否定できません。

後期の交響曲を彷彿させようとしてか、かなり迫力、スケール感を訴求しているようにも感じられますが、或る意味それは成功もしていると感じます。

オケの音色も今まで以上に艶やかで、フィナーレに関してはかなり素晴らしい演奏だと思いますが、管楽器群に関してはやはりまだ一流オケとの差を感じさせます。

スクロヴァチェフスキの編曲に拠る弦楽五重奏からのアダージョは、ブルックナーの楽曲とは思えないほど厚ぼったく濃厚な雰囲気で、バーバーの「弦楽のためのアダージョ」をかなり意識しているんじゃないかと感じます。

少しやり過ぎと思えるほど謳い上げる様相が鼻に付きますし、安っぽく感じてしまいます。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


今までの録音より一皮むけた印象を持ちましたが、気分の問題かも知れません。(笑)

全体に艶やかさが感じられ、定位に関してはそれほど明確ではありませんが、実在感や奥行き感は良好です。

背景の静寂感も相当高く、漆黒の静けさを感じさせます。

弦楽合奏によるアダージョに関しては、かなり長めの残響を意図的に演出しているようにも感じられます。

迫力があるとさえ言って良いアダージョは、音の厚みも相当なもので、これまたやり過ぎ感を否めません。

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私は全集を購入しましたが、0番も単独のアルバムとして販売されています。
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cogito ergo sum