cogito ergo sum Lorin Maazel指揮

Symphonieorchester Des Bayerischen Rundfunks

(バイエルン放送交響楽団)

1889年ノーヴァク版

1999年録音(ライヴ)

レーベル:Br Klassik

マゼール&バイエルン放送響による0~9番までのブルックナー交響曲全集のDisk4です。(全集は11枚組)

順番は無作為に聴いています。

Disk9-10 交響曲 第 8番 ハ短調

Disk3 交響曲 第 2番 ハ短調

Disk1 交響曲 第 1番 ハ短調

もご参照下さい。


演奏 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)


全集としての高い完成度を信じて聴き始めている事もあってか、かなり残念な演奏に思います。

明晰で都会的な響き、そして早目のテンポ設定は良いとしても、必要以上にスケール感を出そうとしている処に無理を感じますし、結果、どの楽器の響きにも美しさが感じられません。

ライヴですので仕方ないと言えばそれまでですが、演奏の綻びも気になる場面がありますし、何と言ってもアンサンブルを織り成せていない印象を否めません。

今までの演奏でも感じられたティンパニの場違いな響きはこの3番でも顕著で、レクター博士ならきっとこのティンパニ奏者を食してしまう事でしょう。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


録音そのものは広い音場でスケール感を獲得していますが、有機的な響きの交わりは感じられません。

全体に見通し感はまずまずですが、音の輪郭や粒立ち、鮮やかさに欠けているように感じられ、定位は良いものの、低域の量感、締りも不足気味かと思います。

上方向への音場形成もまずまずで、ライヴとしてはステージノイズも聴衆ノイズも気になる様な事はないのですが、響きに深みが感じられるような録音でもありません。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)