cogito ergo sum Andrew Litton指揮

Bergen Philharmonic Orchestra

(ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団)


バレエ音楽 「ペトルーシュカ」

2009年録音

バレエ音楽 「春の祭典」

2008年録音


レーベル:BIS




演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ペトルーシュカも良いのですが、春の祭典は物凄い完成度だと思います。

北欧のオケを印象付けるクールな響きですが、まるで精密機械のように織り成すアンサンブルには、ちゃんと人の血が通っている事を感じさせる冷静な熱情も感じられます。

複雑な春の祭典の妙味を最大限に楽しませる丁寧で完璧と言って良いバランスで構築されている演奏です。

各奏者の技量も確かなものと感じられ、それを完全に掌握、制御しているリットンも素晴らしいと思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


素晴らしい見通しの良さと、整理された音場はSACDハイブリッド盤ならではと言って良いと思います。

ただし、音響的な派手さは殆んど感じる事はなく、唯一グランカッサ(大太鼓)の響きが、CDフォーマットでは感じる事の出来ない波動を伝えてくる位です。

それでも明瞭で切れのある音の輪郭と定位が織り成す録音には、響きの適度な交差が楽しめる効果もあり、迫力などをアピールする事はないにせよ、十二分に優れた録音だと感じます。


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