Esoteric K-01 (税込定価\1,470,000.-)
待ちに待ったエソテリックのK-01の貸出試聴機が我が家に来ました。
これは懇意にしていただいているオーディオ屋さんが、展示品として購入したものを、展示前に貸し出してくれたものです。(早い話がピッカピカの新品です)
31kgもの弩級の筐体はとても美しく、高級感に関しては並みの海外製品を遥かに圧倒しますし、海外製品にありがちな「チープなリモコン」とは異なり、革張りの立派なリモコンが付属していますが、リモコンそのものは私のX-03SEとほぼ変わりのないエソテリックの従来通りの作りです。
(余談ですが、私のX-03SE用のリモコンでK-01も同じように操作できます)
さて、K-01の印象です。
まずは、従来のエソテリックとは一味違う柔和さを感じる響きだと思います。
ただ彫琢の深さや、柔和な中にも漲る様なエネルギーを感じられる処はエソテリックならではと言えるでしょう。
滲みのないしっかりとした音の輪郭を見せながらも、決して硬質ではない感触、柔らかな肌ざわりをその響きに感じます。
余分な音を排し、とても上手く音を整理しているので、静けさも十分で、音の見通しも良好ですが、冷たさを感じさせる静寂とは異なり、優しささえ感じられるゆったりとした静けさです。
逆に、その静寂さが残響やホールトーンの美しさをしっかりと聴きとらせてくれる結果ともなっているようにも思いますし、高級機ならではの広い音場再現は格別です。
スピーカーの存在を薄くする、自然な音楽の音場展開も、特筆できる特徴かもしれません。
低域の量感がとても高く、その豊かな低音に支えられるように構築される中高域の構成感も素晴らしいものがあるように思いますが、量感が高いと言っても、バランスの悪い押し出し感だけが強い低音とは全く異なります。
結果的にとても「音楽的な雰囲気」を部屋に満たしくれる、心を豊かにしてくれる、音楽を楽しむ幸せを実感させてくれる素晴らしい再生機器だと感じます。
ジャンルを問わない高品位さで、さりげなくも上品な再生音ですが、個人的にはその上品さ、高品位さはクラシックを聴く時よりも、ポップスやジャズを聴く時の方がより感じられます。
価格を考えれば、K-01は恐ろしく良く出来たお買い得なSACDプレイヤーであることだけは間違いないように思います。(140万円のSACDプレイヤーをお買い得などどは、馬鹿げた事だと自分でも思いますが...)
あの機器さえ聴いていなければ、文句なく私の次期SACDプレイヤーはこのK-01で決定していたと思います。
そう、私の拙なるブログにお付き合い頂いている方はご存じでしょうが、emm LabsのXDS1 さえ聴いていなければ。
K-01は発売されたと同時に、その音を聴く前から、直感的にXDS1との一騎打ちになると予想していました。
実際にK-01はその直感が正しかった事をその音で証明してくれましたが、今はまだ決められません。
そしてXDS1も再度、貸出試聴機として我が家にやってきます、K-01と雌雄を決するために!!(笑)