cogito ergo sum Engegårdkvartetten(エンゲゴール四重奏団)


Haydn - 弦楽四重奏曲 第79番 ニ長調 「ラルゴ」 作品76 Hob.III.79

Solberg - 弦楽四重奏曲 ロ短調

Grieg - 弦楽四重奏曲 ト短調 作品27


2007年録音

レーベル:2L

エンゲゴール四重奏団のベートーヴェン、ノールヘイム、バルトークの四重奏曲集 が素晴らしかったので、既にリリースされていた彼らのデビューアルバムも買ってみました。


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ハイドンでは良い意味でのドライな語り口の演奏と思わせましたが、お国物のスールベリ(これ、どうしてもソルベルグって読んでしまうんですけど...)やグリーグでは自然と熱が入った様相で、スリリングでありながらも緻密な演奏をダイナミックに繰り広げています。

ハイドン(1732-1809)、スールベリ(1914- )、グリーグ(1843-1907)と大きく時代の違う3人の弦楽四重奏曲ですが、特にスールベリの楽曲には現代の作曲家の作とは思えない程、古典的で詩情的な面もあって、アルバムを通じて同一性を感じられるのも逆に新鮮です。

グリーグの唯一の弦楽四重奏曲、ト短調はかなりダイナミックな楽曲で、落ち着きのあるハイドン、古典派的な技巧を凝らしたスールベリとの流れから、徐々に盛り上がってきて、聴いていて楽しい展開です。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


やはり2Lの録音はとても素晴らしいです。

SACDハイブリッド盤ですが、フォーマットの力を思い知らされる音響です。

最早「背景」という言葉が使えない余りにも自然でダイナミックな音場再現は、少し控えめな残響と相まって、正に目前で繰り広げられる弦楽四重奏を目の当たりにしているかのようです。

音の切れや粒立ちは特級の鮮烈さがあり、左右や上方向への伸びやかさも申し分ありません。


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