2010年録音
レーベル:Maya Recordings
恥ずかしながら、バッハの「音楽の捧げもの」は今まで聴いた事がなく、勿論CDも持っていませんでした。
中々新譜のリリースもかったのですが、(名盤と言われるものを掘り起こすより、新譜を漁る方が好きなもので...)余り馴染みのないレーベルではありますが、新譜が出たので買ってみました。
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
カメラータ・キルケニーはアイルランドのハープシコード/オルガン奏者のMalcolm Proudとスイスのヴァイオリニスト、Maya Hombergerにより1999年に設立されたピリオド楽器による室内楽団(と言っても5人ですけど...)だそうです。
穏やかながらも温かみかある演奏で、ピリオド楽器らしい少し乾いた響きも感じますが、編成以上の豊かさも印象的です。
楽曲的には前半の数曲には尻切れトンボ的な印象を受ける楽曲もありますが、これは無限循環を前提としたカノンだからなのでしょうか、唐突に終わる処が些かすっきりしません。(余り良く分かっていません、スミマセン)
しかし後半に入るとバッハらしい構成感も豊かな技法の凝らされた楽曲が並んでいるように感じます。
清楚で質素なのに人肌の暖かさがそこはかとなく感じられ、もったいぶらないバッハ演奏とも思います。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
漆黒に近い群青色の静寂を背景に、定位も明確な各楽器の響きは十分立体的で、音の見通しも良好です。
響きそのものは少し乾いた感じも受けますが、豊かな残響が程良い潤い感も与えています。
チェロなどはかなり擦過音系にも感じますが、波動として立派な低域の豊かさも伝わってくる録音です。
実在感もかなり高いと感じられ、特にフルートなどは息を吹き込む口元までもが見えるように感じます。
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