cogito ergo sum Roberto Prosseda (p)

Quartetto Bernini


ピアノ四重奏曲 第 1番 ト短調 K.478

ピアノ四重奏曲 第 2番 変ホ長調 K.493


2008年録音

レーベル:Universal Italy






演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


録音に問題があるような気もしますが、少し重い感じがするモーツァルトです。

確かに第1番は短調ですし、少し低めの音域が使われているようにも思いますが、ただそれだけの理由ではなく、演奏そのものがまるで鉛色をした雲の下で聴いているかのような印象を受けます。

演奏スタイルが変に引きずっていたりする訳ではないのですが、何なんでしょうね、この感覚。

モーツァルトらしい華やかさや軽やかさが余り感じられず、旋律は確かにモーツァルトなのに、まるでブラームスを聴いているかのような気分になる不思議な演奏です。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


演奏が始まった途端に、室内楽としてはかなり音場がワイドに広がる印象を受けます。

響きが広がるなら良いのですが、音場そのもの、ヴァイオリンやチェロ、ヴィオラの定位がかなり左右に振られている印象があり、ピアノはその奥に不明瞭な音の輪郭で現れます。

実在感は物凄く感じる録音で、少し響きの悪いホールのかなり前の席で聴いてる感覚ですが、特にピアノの音色には明瞭さが足りないと感じられ、チェロやヴィオラの量感も今一歩です。


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