cogito ergo sum Stefan Johannes Bleicher (org)

Douglas Boyd指揮

Musikkollegium Winterthur(ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム)


オルガン協奏曲 第 2番 ト短調 作品177

チェロとオルガンのための3つの小品

Cäcilia Chmel (vc)

オルガン協奏曲 第 1番 ヘ長調 作品137


2010年録音

レーベル:MDG



演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


リヒテンシュタインに生まれ、ミュンヘンに没したヨーゼフ・ラインベルガーは、オルガン曲が有名なんですね。

どっぷりロマン派している楽曲で、ブラームスより6歳年下なのですが彼の楽曲の持つ雰囲気もあったりします。

オルガン協奏曲と言ってもやたらオルガンが派手に音響を放ちまくるスペクタキュラーな楽曲ではなく、オルガンならではの音色がオケと上手く語り合っているように感じるロマンティックな曲想です。

それ以上に甘美なのがチェロとの小品で、ここまで甘い印象を受けながらも嫌みのない楽曲は余りないかも。

きっと演奏が耽美さに溺れない品を保っているからかも知れませんが、なかなか楽しいアルバムです。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACDハイブリッド盤でオルガン協奏曲と言うと、ガツンとくる音響的な愉悦を期待しますが、それはあっさり裏切られます。

オルガンの響きは協奏曲としても引き気味と感じられるほどで、重低音の波動にも全く派手さはありません。

かと言って退屈な録音でもなく、奥行き感や程良い音の輪郭は感じられ、定位も悪くはありません。

少し音場が中央に集まっているようにも感じますが、オケの編成は小さなもと思われますので、それは自然な形なんだろうと思います。


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