cogito ergo sum Arcanto Quartett


Debussy - 弦楽四重奏曲 ト短調 作品10

Dutilleux - 弦楽四重奏 「夜はかくの如し」

Ravel - 弦楽四重奏曲 ヘ長調


2009年録音

レーベル:Harmonia Mundi





演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ドビュッシー、デュティユー、ラヴェルというフランス人作曲家の弦楽四重奏曲を並べたアルバムです。

私はいわゆる「フランスもの」を余り聴かないので全く詳しくもないのですが、独墺ものが「構成感重視」と言えるならば、フランスものは「雰囲気重視」と感じたりもします。

デュティユーに関してはかなり現代音楽してるので、フランスもの独特のと言った印象はありませんが、ドビュッシー、ラヴェルは「揺らぎ」を楽しませる雰囲気満点ですね。

演奏がとても素晴らしく、まるで「弦楽四重奏」という一つの楽器があるかのような一体感で音楽を紡ぎだします。

「息があっている」とかのレベルをはるかに超えた一つの有機体としての響きを感じさせるアルカント四重奏団は、フランスものに不慣れな私にも美しい響きに身を任せられる時間を与えてくれます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


とても幅広い音場再現には、潤い感たっぷりの残響が美しく響きます。

定位は明瞭でありながらも、明確過ぎない音の輪郭が演奏の有機的な一体感を更に印象付ける録音だと思います。

実在感や臨場感は余り高い方ではないかも知れませんが、しっとりとした豊かさを感じられる好録音に感じます。


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