cogito ergo sum Valery Gergiev指揮

London Symphony Orchestra

(ロンドン交響楽団)



2007年録音(ライヴ)

レーベル:LSO







演奏 ☆☆ (評価は5つ星が満点です)


どうもゲルギエフは出来不出来が激しいように感じるのですが、それは私だけでしょうか...。

オケはとても上手くて、個々の響きや音色には全く問題もありませんし、マーラーを殆んど聴いていない私が酷評できるものでもないのですが、どうも演奏に丁寧さが無いと思えますし、正直、雑と言っても過言でないアンサンブルに感じます。

1時間17分という演奏時間はかなり短いのではないかと思いますが、聴き込みの浅い私には殊更早いようにも感じませんでしたが、それでもそこはかとない焦燥感がかなり感じられます。

アンダンテが第2楽章に置かれていますが、それにも違和感はないのですが...。

どうも構成感と言うか、楽曲全体をまとめるようなものが感じられず、場面に拠りかなり取り留めのない印象もありますが、HMVのサイトを見る限り一般的な評価はかなり高いようです。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACDハイブリッド盤ですが、とんでもなく弩級の音響だと思います。

その鮮烈さが特に印象的で、切れ、立ち上がり、音の輪郭はオーディオ装置の能力を楽しむのに格好の素晴らしさ。

グランカッサ(大太鼓)の波動に至っては、床を伝ってお尻から持ちあげられるのではないかと感じられるほどのものですし、ティンパニやトライアングル、シンバルに至るまで、打楽器群の鮮やかさも特筆できるレベルです。

高い立体感で音場は再現されますし、弦楽群には木質系の質感とゴリっとしたタイトさ、金管群には煌びやかさと伸びやかさが感じられ、全体として音響は見事にバランスしています。


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