Symphonieorchester Des Bayerischen Rundfunks
(バイエルン放送交響楽団)
1887-90年ノヴァーク第2稿
1999年録音(ライヴ)
レーベル:Br Klassik
マゼール&バイエルン放送響による0~9番までのブルックナー交響曲全集のDisk9&10です。(全集は11枚組)
順番は無作為に聴いて行こうと思いますが、いきなり8番とは...。(PCで乱数を振って任意に選ばせているんですけどね)
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
マゼールは一説に拠ると最もお稼ぎの指揮者だそうですが、私は余り聴いた事もなく、特にブルックナーと結びつけられる印象はありませんでした。('74年録音のウィーンフィルとの5番は持っていますが久しく聴いて無いです...)
この全集も短期間に(1999年1月~3月)に収録されたライヴですし、全く期待はしていなかったのですが、とても素晴らしい演奏です、いやぁ申し訳ありませんでしたマゼール大先生!
ゆったりと始まる演奏には、ブルックナーに必要な全てが内包されているように感じられます。
楽曲に対する真摯で敬虔な姿勢、深い譜読み、作曲者への尊敬と感謝、それらを丁寧に、そして抑制された確かな技術で織り上げた結果が壮大な第8交響曲をここまで素晴らしく仕上げているのだと感じます。
多少分析的なアプローチに感じる場面もありますが、それはスコアに対する真面目な「読み」の結果だと感じられ、鼻に付く事もありませんし、何よりコンサートの一発録りなのに物凄い完成度です。
聴衆マナーもすこぶる良好で、終演後の拍手も収録されていますが、ちゃんと響きが消え行ってから盛大な拍手が湧きあがります。(やはり本場の聴衆は違いますね、終わった途端に「ブラボー」を叫ぶ馬鹿はいません)
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
木質系の肌触りがあるとても優れた録音です。
定位も明確で、左右や上方向への広がりも十分ですし、各楽器の輪郭も綺麗に描き分けられています。
それらの響きが上質なホールトーンで美しく交わり合う感触も素晴らしいです。
奥行き感や実在感はSACD程のレベルではないかも知れませんが、程良い温度感もある優秀録音だと思います。
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