cogito ergo sum Wolfgang Brunner, Michael Schopper (fp)

ランシエ・カドリール ハ長調

シュタイアーマルクの人々

四手のためのカドリール イ長調

四手のための3つの小品

ピアノ小品 変ホ長調

ピアノ・ソナタ ト短調 第1楽章

秋の夕べの静かな思い

幻想曲 ト長調

思い出 変イ長調

1994年録音

レーベル:cpo


演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


交響曲以外にもブルックナーを聴いてみようと思い、HMVで探して購入しました。

ただ、買って聴くまで、フォルテ・ピアノ(1835年以前に作られたベーゼンドルファーらしいです)とは知らず、ちょっと失敗だったかな...と思ってたりします。

好きな方には申し訳ないのですが、私にはまだフォルテ・ピアノの良さが分からないと言うか、どうしても西部劇の酒場や近代ヨーロッパを舞台にした見世物小屋のイメージが付きまとってしまって...。


前半の楽曲にはあの交響曲を作曲したブルックナーとは思えない、陽気で単純、素朴で短い楽曲が並びます。

「気の良いおっちゃん」をイメージさせる楽しい楽曲ですが、演奏もその雰囲気を上手く伝えていると思います。

全体にシンプルな楽曲が並んでいますが、それでも最後の3曲に関しては、ロマン派的な様相が高まり、「思い出イ長調」に関しては、交響曲第8番のアダージョを彷彿とさせるものもあったりします。


ただ、やはり現代のピアノで聴いてみたいと思ってしまう、駄目な私です...。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


場の雰囲気を上手く伝えてくれる録音で、程良い大きさで現れる音場は、フォルテ・ピアノらしい少しこじんまりしたものですが、楽器の質感が響きに乗って聴きとれます。

実際には生でフォルテ・ピアノを聴いた事はないのですが、録音芸術を家のオーディオで鑑賞するのと、コンサートなどで音楽と接するのとは全くの別物だと私は思っています。

その意味では、TVで観た事のあるフォルテ・ピアノの雰囲気、質感をイメージ的に結び付けている訳ですが、そのイメージとここで聴く響きには違和感がありません。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)