NDR Sinfonieorchester
(ハンブルク北ドイツ放送交響楽団)
ハース版
1990年録音(ライヴ)
レーベル:Altus
演奏 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
ヴァント&北ドイツ放送響の1990年11月3日サントリー・ホールでの演奏会のライヴ録音です。
堂々とした、そして手慣れたとも言える印象を与える演奏には、私がヴァントらしさが最も反映されているオケと感じている北ドイツ放送響の自信も伺えると思います。(ミュンヘン・フィルとの録音は聴いていませんが...)
賛否両論なのかも知れませんが、ヴァントのブルックナーにはぶれがなくて、ヴァントの8番に関して言えば
ケルン放送響(1979年)
北ドイツ放送響(1987年)
ベルリン・フィル(2001年)
を持っていますが、オケの違いに因る演奏の良否、或いはコンディションによる微妙な差異があるものの、全体の印象は殆んど同じに感じられ、私にとっては安心して聴いていられる、そして満足度の高い演奏です。
ここでも弦の響きも美しく、木管や金管群にも疵は少ないとも思うのですが、少し全体的な構成感や一体感、アンサンブルの巧みさに物足らなさを感じる事も事実です。
個人的には北ドイツ放送響との87年の録音を超えるような出来栄えではないと言う印象です。
録音 ![]()
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(評価は5つ星が満点です)
HMVの解説には「NHKによる優秀録音」とありますが、私には余りそれほどとは思えません。
全体の背景にはライヴらしい雰囲気を感じさせるものがありますが、静寂に少し雑味もあります。
ステージノイズ、聴衆ノイズは昨今のレベルと比べると多い方かも知れませんし、気になる部分もあったりします。
左右への広がりや、音の明晰さは自然に感じられるものですし、定位もこれまた自然な雰囲気なのですが、見通し感が少し悪く、結果鮮やかさに関しても物足らない印象です。
(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)
