cogito ergo sum Mikhail Pletnev指揮

Russian National Orchestra (ロシア・ナショナル管弦楽団)


交響曲 第 5番 ホ短調 作品64

1995年録音

幻想序曲 「ハムレット」 作品67

1996年録音


レーベル:Deutsche Grammophon


プレトニョフ&ロシア・ナショナル管によるチャイコフスキーの交響曲全集、管弦楽曲集ボックスセットのDisk5です。(全集は7枚組)


Disk1 交響曲 第 1番 ト短調 「冬の日の幻想」 作品13 他

Disk2 交響曲 第2番 / 幻想曲 「運命」 / 大序曲 「1812年」

Disk3 交響曲 第3番 / 幻想序曲 「ロメオとジュリエット」

Disk4 交響曲 第4番 / 幻想曲 「フランチェスカ・ダ・リミニ」

もご参照下さい。


演奏 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


プレトニョフ&ロシア・ナショナル管の演奏には、どこかクールな印象があり、このボックスセットでも交響曲はかなり冷静で端正な演奏だと感じてきました。

しかし、この5番はかなり熱い演奏で、ダイナミックで情感も溢れんばかりのものがあります。

その分、いつもの上手さの際立った演奏ぶりとは異なるのですが、やはりチェイコフスキーでは楽曲の持つ高い詩情性をアピールする熱い演奏も楽しいですね。

カップリングの「ハムレット」は交響曲以上にダイナミックで迫力ある演奏です。

元々このボックスセットの管弦楽曲は迫力満点なのですが、このDisk5は交響曲、管弦楽曲ともに圧倒的な力量を熱い迫力ある演奏で展開していると思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


録音もこれまた迫力を伝える凄さがあり、通常のCDフォーマットでありながら、グランカッサ(大太鼓)やティンパニ、コントラバスの強奏が波動としてビシビシ伝わってきます。

左右への広がりも十分で、静寂には潤い感もあり、そして残響も綺麗です。

弦楽群の音の輪郭や粒立ち、木管、金管群の鮮やかさも優れており、大変素晴らしい録音だと思います。

ただ、奥行き感のみは少し物足りなく感じられるのですが、かなりの好録音である事は間違いないと思います。


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