cogito ergo sum Karl Böhm指揮

Wiener Philharmoniker

(ウィーンフルハーモニー管弦楽団)

Konzartvereinigung Wiener Staatsopernchor

(ウィーン国立歌劇場合唱連盟)

Edith Mathis (S), Julia Hamari (A)

Wieslaw Ochman (T), Karl Ridderbusch) (Bs)


1971年録音

レーベル:Deutsche Grammophon




演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


これは語りつくされている名盤なのかもしれません。

シングルレイヤーでSHM仕様のSACDがユニバーサル・ミュージックから続々と販売されていますが、それらはすべて過去の名盤を今現在可能である最高のフォーマット、マテリアルでリリースするシリーズなのですが、過去の名盤を掘り起こす事に余り興味がない私です。

しかし、その音響的な素晴らしさを確認はしてみたくて、ベームのモツレクなら良いかなと思って購入しました。


とても骨太で堂々たる演奏です。

かなり遅めのテンポ設定ですが、演奏はだらける事もなく、オケ、コーラス、独唱陣のどれをとっても素晴らしいです。

色彩感の濃い演奏とも言え、宗教曲と言うには余りにも豪華ですが、これはこれで名盤と謳われるに相応しいと思います。

ただ余りにも重量級なので、疲れている時とかはしんどいです...。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


まず驚くのが音場の高さの凄さで、部屋の高さが足りずに窮屈と思えるほど上方向への伸びやかさを感じます。

古い録音からのリマスターの筈なのに、テープヒスノイズも聴きとれませんし、とても鮮度は高いです。

温度感も非常に高く、濃密でありながらも見通しや音の輪郭も最上級で、低域にはすこぶるタイトな豊かさがあります。

奥行き感だけは余り深い感じが余り得られないのが残念ですが、現代の最高水準の録音を楽しめます。


余談ですが、ユニバーサル・ミュージックはこのシリーズをBlu-specCDで出したかったそうですが、ソニーに断られたと懇意にしている或る音響メーカーの営業の方に覗いました。

非圧縮の2chシングルレイヤーSACD + Blu-spec + SHMだったら、本当に現代最高の技術、マテリアルだったんですけどね。(ガラスCDの方がよりマテリアルでは上位でしょうが、商売出来る価格じゃないですからね)


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)

※SACDに対応していないCDプレイヤーではこのディスクは再生できませんが、通常のCDフォーマットの物も販売はされています。