cogito ergo sum Mariss Jansons指揮

Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

(バイエルン放送交響楽団)


交響曲 第 5番 ホ短調 作品64

2009年録音(ライヴ)

幻想曲 「フランチェスカ・ダ・リミニ」 作品32

2010年録音(ライヴ)


レーベル:Br Klassik




演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


比較的アゴーギク(テンポやリズムを意図的に変化させることで行う、音楽上の表現)、デュナーミク(音の強弱の変化ないし対比による音楽表現)を効かせた情感あふれる演奏ですが、鼻に付いたりは決してしません。

十分ロマンティックでドラマティックなのですが、響きに暖かい厚みがあるため、単に溺れているようには聴こえない処がヤンソンスの素晴らしい処ですし、バイエルン放送響の力量と言ったところでしょうか。

第5交響曲の終楽章はかなりドライヴしているようにも感じられますが、それでも何らアンサンブルに破綻を生じさせないのも一流オケの証しですね。

フランチェスカ・ダ・リミニも同様ですが、少し楽曲的には冗長な印象もある曲ですね。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACDハイブリッド盤で、それなりの奥行き感をちゃんと感じさせてくれます。

温度感も十分ある印象で、明るい木質系の雰囲気を背景にも感じられますし、ホールの上質な残響も楽しめます。

ライヴ録音としてはステージノイズも聴衆ノイズも少ない方だと思われ、特にフランチェスカ・ダ・リミニに関してはセッション録音と比べても遜色のないレベルです。

その分、フランチェスカでは背景には木質系とは少し感触の異なる漆黒に近い静寂を感じたりもします。

音響的な凄さに対する訴えかけは低いかも知れません。


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