cogito ergo sum Adam Neiman (p)


6つの小品 作品53

4つの練習曲集 作品41

12の練習曲集 作品74

6つのエスキース 「海の近くで」 作品52


2008年録音

レーベル:Naxos





演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


アントン・アレンスキー(1861-1906)はロシアの作曲家、音楽教育者。富裕層に生まれ、作曲をリムスキー=コルサコフに師事し、1883年からはモスクワ音楽院で作曲法の講師に招請され、1889年には教授に昇進。在任中にラフマニノフなど多くの逸材を輩出しており、後に対立関係に陥ったものの、スクリャービンもアレンスキーに師事していた。(Wikiより)


どことなくショパンの雰囲気を感じさせる楽曲が並びますが、ショパンほどの薫り立つような華麗さやロマンティシズムを感じられないのは、富裕層に生まれた「お気楽さ」があるのかなとか思ったりもします。

曲想は明るめですが、特筆できるような特徴も感じられないのですが、それは演奏にも拠るのかも知れません。


ちょっと骨太に感じられるピアノの響きは、一音一音に質量が感じらる物で丁寧さはあります。

イメージとして平べったさをその響きを感じたりもしますが、ここに収められているアレンスキーの楽曲にはちょっと似合わないと言うか、粒立ちの良い華麗で流れるような響きで聴いてみたかったりします。

が、アレンスキーの楽曲自体、初めて聴いているので良くは分かってはいません...。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


「しっかりとした」という印象のある録音で、実在感や温度感は程良くあると思います。

音場の定位はスピーカー間に少し狭く表れる感じを受けますが、響きは左右に広がってゆきます。

残響も程良い感じなのですが、演奏スタイルからか、それが余り色艶に感じられないのが残念ですし、奥行き感はさほど感じられない録音ですが、決して悪い録音だとは思いません。


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