cogito ergo sum Dennis Russell Davies指揮

Bruckner Orchester Linz

(リンツ・ブルックナー管弦楽団)


原典版


2006年録音

レーベル:Arte Nova






演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


奇を衒ったと言う印象ではないのですが、テンポの設定がかなりユニークに感じられます。

特別に極端なテンポ設定ではないので大きな違和感は感じませんが、ゆっくりとした足取りで進められる場面、少し早く演奏する場面が、予想と言うか想像をしてもいないような展開だったりします。

全体としてはとても丁寧に演奏されていますし、そのレベルも高い部類だと感じられますので、酷評される様なものとも思えませんが、何となく違和感があり、かと言って5番の新たな魅力を発掘しているようでもなく、そのユニークさだけが印象に残る演奏です。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


左右に低重心で展開される音場は広く、弦や管楽器群にも潤い感がある録音です。

残響は長い部類ではないので、ブルックナー・パウゼを堪能できるような録音でもありませんが、定位も良好です。

奥行き感もそこそこ感じられますが、凛とした静寂感は少し低いかもしれません。

少し透明度も低いような気もしますが、決して悪い録音ではないと思います。


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