Bruckner Orchester Linz
(リンツ・ブルックナー管弦楽団)
2008年録音(ライヴ)
レーベル:Arte Nova
暫くリリースが滞っていましたが、ラッセル・デイヴィスとリンツ・ブルックナー管のシリーズが久々に発売されたので購入しました。
因みに5番も同時発売で、こちらも買いました。
演奏 



(評価は5つ星が満点です)
既にリリースされている1、2、6、7、9番を聴いているし、ブルックナー自身が敢えて"Nultte"として習作的な扱いとした0番、過大な期待はなかったのですが、ところがどっこい、とても素晴らしい演奏で驚きました。
楽曲的にも少し物足らないと言える0番ですが、その素晴らしさを再発見させてくれる演奏で、上質なアンサンブルで織り成される「歌」があります。
少しゆっくり目のテンポで始まりますが、弛緩した印象は全くなく、丁寧に織り成される響きはとても美しく、ライヴとは思えない完成度です。
特に第2楽章、アンダンテは、ブルックナーの緩徐楽章(アダージョ)の美しさが既に初期の頃から完成されていた事を証明する素晴らしい演奏です。
録音 


(評価は5つ星が満点です)
「本当にライヴ録音?」と思ってしまうほど、聴衆ノイズもステージノイズも感じられない録音です。
音場こそ少し中央に集まり気味とも感じますが、定位は十分明瞭で、音の粒立ちも切れも立ち上がりも鮮やか、残響は余り長くはないのですが潤い感も十分感じられ、豊かでタイトな低音部の響きも魅力的です。
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