cogito ergo sum Kirill Karabits指揮

Bournemouth Symphony Orchestra

(ボーンマス交響楽団)


管弦楽のための協奏曲 第 4番 「輪舞」

管弦楽のための協奏曲 第 5番 「4つのロシアの歌」

クリスタル・グスリ

2009年録音

レーベル:Naxos

※全て世界初録音




演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


何となくケルティック音楽の雰囲気を持つリコーダーの調べで始まる第4協奏曲は28分強の単一楽章の楽曲です。

シチェドリンの楽曲に感じるウィットよりは、環境音楽的な穏やかさが占める割合が高いと感じますが、時折現代的で複雑な展開も見せ、多くの打楽器が煌びやかな彩りも与えています。

第5協奏曲はロシアの歌とタイトルされていますが、私はロシアを感じる事はありませんでした。

ラヴェルのボレロを彷彿とさせるモチーフなどが親しみやすさ与える楽曲で、22分弱のこれまた単一楽章の楽曲には多彩な彩りも感じられます。

打って変わって静かな展開に終始するかのようなクリスタル・グズリ。

どの曲にもシチェドリンのお茶目さよりも芸術家としての真摯さを感じますが、つまらなく聴こえないのは演奏の質が高いからだと思います。


録音 ☆☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


とても素晴らしい切れ、立ち上がり、音の粒立ち。

潤い、奥行き感も十分ある明瞭な定位で展開される美しい響きに魅了されます。

低音部が余り活躍する事のない楽曲ですが、それでも全体のバランスが整っていると感じさせる録音です。


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