cogito ergo sum Paul Watkins (vc), Huw Watkins (p)


チェロ・ソナタ 第 1番 H.277

スロヴァキア民謡による変奏曲 H.378

チェロ・ソナタ 第 2番 H.286

ロッシーニの主題による変奏曲 ニ長調 H.290

チェロ・ソナタ 第 3番 ハ長調 H.340


2009年録音

レーベル:Chandos




演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


チェリストのポール・ワトキンスはナッシュ・アンサンブルのメンバーなんですね。

ピアノのヒュー・ワトキンスと兄弟でのアルバムと言う事で、それなりに息の合った演奏だと思います。

潤い感があり、少し重さを感じるピアノに、擦過音系で乾燥した響きにも感じるチェロとの語り合いは、少し雰囲気が合わないような気もしますが、演奏そのものは丁寧です。

ただ、マルチヌーの室内楽にはチェコの土の香りをほんの少しだけ残しながら、パリのお洒落なエスプリを感じさせる演奏を求めてしまうのですが、ちょっとその部分では物足らないですし、「楽しそうな」様相が余り感じられません。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


うっすらと朝の白い陽光が差し込んでいるかのような背景の静寂が清々しいです。

チェロへのフォーカスが少し甘く、響きに明瞭な輪郭が感じられませんが、それは演奏によるものかも知れません。

チェロは中央にしっかり定位していますが、少し響きが広がらない印象もあります。


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