Bernard Haitink指揮
Concertgebouw Orchestra(コンセルトヘボウ管弦楽団)
Gentlemen from the Choir of the Concertgebouw Orchestra
(コンセルトヘボウ管弦楽団男声合唱団)
1984年録音
レーベル:Decca
演奏 ![]()
![]()
![]()
(評価は5つ星が満点です)
ナチス・ドイツによるバビ・ヤールでのユダヤ人大量虐殺を第1楽章の歌詞に用い、暗にソ連でのユダヤ人迫害を仄めかす内容であったり、第2~5楽章の歌詞にもソ連での生活の苦しさや政治体制に対する皮肉が盛り込まれているように感じられるものでびっしり。
気楽に聴く事が憚られそうな楽曲で、確かに決して単純に聴いていて楽しい音楽ではないですね。
演奏にはとても重厚で、複雑怪奇な楽曲を独唱者、合唱、オケが有機的に作り上げている感じがします。
素晴らしい演奏だと思いますが、やはり楽曲そのものが重すぎて、余り何度も聴きたいとは思えませんね...。
録音 ![]()
![]()
![]()
(評価は5つ星が満点です)
比較的残響は豊かな方だと思いますが、切れや立ち上がりも十分鋭い録音です。
グランカッサ(大太鼓)や銅鑼や鐘の響きには、部屋の空気を揺るがすほどの実在感とタイトさがあります。
全体に潤い感もありながら、とても生々しい演奏に立ち会っているような感覚があります。
CDフォーマットですので、奥行き感はもう少し欲しいと感じますが、見通しも悪くなく、音場そのものは広く再現されていて、スペキュタクラーな効果は十分与えている優秀な録音だと思います。
(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)
