cogito ergo sum Sergio Azzolini (fg), L'Aura Soave Cremona(ラウラ・ソアーヴェ・クレモナ)

ファゴット協奏曲 ト長調 RV.493

ファゴット協奏曲 ト短調 RV.495

ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.477

ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV.488

ファゴット協奏曲 変ロ長調 RV.503

ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.471

ファゴット協奏曲 ホ短調 RV.484

2009年録音

レーベル:Naive


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


ヴィヴァルディは、1721年代から死の年1741年までに、39曲(うち2曲は未完成)ものファゴット協奏曲を作曲しているそうで、このアルバムはバーゼル音楽院にて教鞭をとっている1967年生まれのファゴット奏者アッゾリーニによるファゴット協奏曲集の第1集ですから、今後もリリースされるんでしょうね。

バッハと違い、ヴィヴァルディには娯楽性を感じる事が多いのですが、ここに収められている楽曲にも同じことを感じます。

それはとても良い意味でのエンターテイメントで、奏者にも聴衆にも「楽しさ」を積極的に提供するというか、変に学究的ではない印象を受けます。(バッハが変に学究的とは思いませんが、ちょっと近寄りがたさもありますよね)

サックス(テナー、バリトン?)の響きにも似たファゴットですから、ヴィヴァルディにある娯楽性が、現代の私たちにも違和感なく伝わってくる感じがします。

技巧的にはかなり難しそうに感じる部分も多いですが、日頃地味な存在と言って良いファゴット、私は好きな楽器の一つですが、その魅了を十分楽しめるアルバムだと思います。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


思ったほどファゴットの音色は際立ってはいませんが、全体のバランスは良く、古楽器ならではの響きにも煌びやかさが感じられる録音です。

通常のCDフォーマットですが、奥行き感も感じられ、見通しも十分良く、鮮度の高い印象を受けます。

かなりオンマイクで録音されているのか、ブレス音を最たるものとしてステージ・ノイズは良く聴こえてくる方だと思いますが、結果、実在感も感じられるものとなっています。


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