cogito ergo sum 指揮:ファビオ・ルイジ

2010年8月3日(火)

開場18:00 開演19:00

ザ・シンフォニーホール



Chopin - ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21

リーズ・ドゥ・ラ・サール (p)


Bruckner - 交響曲 第7番 ホ長調


PMFオーケストラのコンサートに足を運ぶのは初めてでした。

18~29歳の明日を目指す若手演奏家を集めたPMF(Pacific Music Festival)国際教育音楽祭の参加メンバー(国際的なオーディションで選ばれているとのことです)による演奏には、上手い下手を超えた真剣さを感じられました。



ピアノ協奏曲は、ちょっとメリハリ感の足りない印象でしたが、それでも十分楽しめましたし、ピアノのリーズ・ドゥ・ラ・サールは割りとふんわりとした響きが独特でしたね。

アンコールには「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV 639を弾いてくれました。


メインのブルックナーはある意味圧巻でした。

常設のプロのオーケストラと比べること自体、認識違いと言えるのですが、演奏そのものはかなり荒削りで、アンサンブルも危うく、はっきりとしたミスもかなりありました。


それでも感動的な演奏で、このような演奏に触れられたことをとても幸せに思います。

想像に過ぎませんが、きっとオケの各員はとても緊張していたでしょうし、自信満々という訳でもなかったと思います。

演奏を楽しむどころの話ではなく、楽譜を追うのに必死だったようにも感じました。

けれども楽曲に対する真剣さは、常設のプロオケには殆ど感じられないほどの熱意とともに感じられ、上手くはなくてもそれが響きに乗って伝わってきます。

結果、とても感動的な演奏と感じられましたし、ちょっと親心的にも「この経験を大切にいい演奏家になって欲しいな」とも思いました。(スミマセン、偉そうですね...)


聴衆も今日はとても上質な方々ばかりでした。

演奏中のマナーも良かったですし、終楽章の余韻も十分味わった上での拍手。

決して上手くはなかったのに、ルイジを何度もステージに呼び出す鳴り止まない拍手で、若手演奏家にエールを送っていました。


ルイジも既に大家と言って良い指揮者だと思うのですが、とても熱い指揮ぶりで、その姿が一層感動を高めました。


とても素晴らしいコンサートでしたね。