cogito ergo sum Sigvards Kļava指揮

Latvian Radio Choir

(ラトヴィア放送合唱団)


2008年録音

レーベル:Ondine


『聖ヨハネス・クリュソストムスの典礼』とHMVのサイトにも、ジャケットにも記してありますが、Wikiによれば誤訳だそうです。

『せいきんこうイオアンせいたいれいぎ』が正しいらしいです。

金口(きんこう)イオアンの定めた聖体礼儀に基づく無伴奏の混声合唱による聖歌なんだそうです。


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


無伴奏、少人数(と思われる)の混声合唱による楽曲で、ルネッサンス音楽のポリフォニーの雰囲気満載です。

ラフマニノフの作品である事は殆んど意識でませんが、敬虔な響きよりも美しさが印象に残る気もします。

演奏はとても丁寧で深遠な感じがすますし、一人ひとりの声量から音程まで完璧なアンサンブルと思えます。


録音 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


SACDハイブリッド盤です。

録音はリガ大聖堂で行われたそうですが、とても澄んだ長い残響が、ア・カペラ合唱の美しさを殊更引き立てます。

SACDならではの音場再現も極上のものが感じられ、背景には聖堂の情景が確かに感じられる録音です。


(画像をクリックしていただくと、HMVの当該サイトへリンクしています)