cogito ergo sum Roberto Diaz (va), Jeremy Denk (p)


ヴァイオリン・ソナタ 第 1番 「雨の歌」 ト長調 作品78

(C.エルデーイによるヴィオラ編)

ヴィオラ・ソナタ 第 1番 ヘ短調 作品120-1

ヴィオラ・ソナタ 第 2番 変ホ長調 作品120-2


2008年録音

レーベル:Naxos





演奏 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


普段余り気にしないのですが、CDの帯に『音を聴く事に疲れてしまった人に...」なんてコピーがあって、妙に納得もしてしまいました。

ヴィオラ・ソナタを聴くのは初めてなのですが、恐らくは普通の演奏だと思います。

しかしその普通さが、晩年のブラームスの楽曲にはとても雰囲気が合っていて、これまた妙に安心したりします。

多少は厳しさを想わせる部分もある楽曲ですが、それは時折思い出す悔恨の痛みのようなもので、始終苛まれる様な苦しみのようには感じません。

演奏も肩に力の入っていないものですが、丁寧さや楽曲に対する大切な気持ちも感じられます。

ピアノとの息も合っているとは思うのですが、もう少しピアノには流れるような透明さがあっても良かったかも知れません。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


気のせいか、機器の調子のせいか、少し音場が右に拠っている気がします。

ヴィオラとピアノとのソナタですが、少し左右への響きの広がりは物足らない印象もあります。

聴き心地の良い録音でもありますが、音響的には特筆できるようなものは感じません。


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