cogito ergo sum Michael Hofstetter指揮

Stuttgart Kammerorchester(シュトゥットガルト室内管弦楽団)


弦楽のための交響曲 第 1番 ハ長調

弦楽のための交響曲 第 2番 ニ長調

弦楽のための交響曲 第 3番 ホ短調

弦楽のための交響曲 第 4番 ハ短調

弦楽のための交響曲 第 5番 変ロ長調

弦楽のための交響曲 第 6番 変ホ長調

弦楽のための交響曲 第10番 ロ短調

2008年録音

レーベル:Orfeo


ホーフシュテッター&シュトゥットガルト室内管によるメンデルスゾーンの弦楽のための交響曲(シンフォニア)全集のDisk1です。(全集は3枚組み)


演奏 ☆☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


メンデルスゾーンが12歳から14歳にかけて作曲した交響曲の習作とされる作品群ですが、驚くほどバロックの様相が高く、1番~6番までは急-緩-急の3楽章構成で、10番だけが単一楽章です。

シュトゥットガルト室内管には燻し銀的な響きが感じられ、それがバロック音楽の様相に少しだけ古典派、ロマン派の香り付けになっているような気がしますが、ヘンデルやヴィヴァルディ、コレッリらの合奏協奏曲のような楽曲です。

ただ、10番だけは古典派を通り越してロマン派の香り高い楽曲で、シューベルトの交響曲や弦楽四重奏曲を彷彿とさせる印象もあり、メンデルスゾーンの高い才能を感じます。


録音 ☆☆☆ (評価は5つ星が満点です)


とても豊かな残響が印象的です。

オケの編成はとても少ないと思われるのですが、たっぷりの残響と豊かな低域の響きが、演奏に好ましい重量感と広がり、スケール感を与える結果となっていると思います。

見通しや奥行き感、音の輪郭などは並程度で、特筆できる出来栄えとは言えませんが、少し渇き気味の、擦過音を感じる演奏に、上手くバランスしている録音だと思います。


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